『Linux Conference '99』は会期を二日間に延長し、初日の17日を『ビジネス セミナー』、18日を『テクニカルカンファレンス』と位置付けています。従来の プロジェクトや各グループの発表といった現在における Linux に関わる技術的な 話題を扱う場といった性格をテクニカルカンファレンスに持たせ、ビジネスユーザー 向けのソリューションセミナー、事例紹介、ならびに初心者向けのセミナー等を 扱う場としてビジネスセミナーを定義しています。
なお、会場や日程の都合上、今回は両日ともに会場を二つあるいは三つに 分け、セッションを並行に行わせます。参加チケットに関しては、17日(ビジネス セミナー)、18日(テクニカルカンファレンス)ともに一日券として扱い、 同時進行の全ての会場を自由に選択できます。 どちらかの会場が極端に込み合うケースも考えられますが、その点はご了承ください。
LC99への参加費は、両日ともに日本Linux協会(JLA)の会員に対しては割引料金 が適用されています。これを期にJLAへの加盟を希望される方は、以下のURLを 辿ってください。
JLA会員の参加申込みにつきましては、会員番号の入力が必要 となります。9月に配布を行った9桁の会員番号を忘れずに入力 してください。なお、法人会員につきましては、その法人の連絡担当者に 会員番号が送付されています。会員企業にお勤めの方は、自組織の連絡担当者 に会員番号をお問い合わせ下さい。なお、JLA 会員企業は以下のURLを参照 してださい。
参加チケットは両日共に一日共通券のみとなっています。価格は以下の表を 参照してください。
JLA会員料金 | 非会員料金 | |
ビジネスセミナー(12/17) 一日共通券 |
6,000円 | 12,000円 |
テクニカルカンファレンス(12/18) 一日共通券 |
2,000円 | 4,000円 |
LC99ビジネスセミナーでは、ビジネスユーザ向けのソリューション提供、事例 紹介といった話題からより多くの方々に Linux システムを理解してもらうため のチュートリアル的な話題までを扱います。そのようなことで、カンファレンス よりも時間にゆとりをもたせ、より丁寧な解説が行われるようにしています。
A会場、B会場、C会場とセッションを並行して行いますが、12/17一日共通 チケット(ビジネスセミナーチケット)で全会場を自由に往来できます。なお、 時間が変更になる場合がありますのでご了承ください。参加登録は以下から 行ってください。
9:30〜10:40 | 『特別講演 1 : SAMBA (Jeremy Allison)』 (同時通訳有り)Jeremy Allison (Samba Team) | ||
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10:50〜12:00 | 『特別講演 2 : XFree86 (Dirk Hohndel)』 (同時通訳有り)Dirk Hohndel (SuSE, XFree86 Project) | ||
昼食 |
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12:50〜13:40 |
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13:50〜14:40 |
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休憩 |
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15:00〜15:50 |
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16:00〜16:50 |
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9:30〜10:40 | 『Linuxディストリビューション A to Z』
風穴 江 (フリーランスライター/月刊Linux Japan編集長) |
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10:50〜12:00 | 『Linux版 Netscape プロダクトの今後の製品戦略と US の現状』
瀧田 佐登子 (日本ネットスケープコミュニケーションズ)
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昼食 |
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12:50〜13:40 | 『Economics of Free Software』
Stephen J. Turnbull (筑波大学, TLUG) |
13:50〜14:40 | 『Linux+Sambaによる
小田切 耕司(日本Sambaユーザ会, 三菱電機株式会社)ハイコストパフォーマンスファイルサーバ構築法』 |
休憩 |
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15:00〜15:50 | 『Linux + Apache + PHPによるシステム構築』
小椋 一宏 (株式会社ホライズン・デジタル・エンタープライズ) |
16:00〜16:50 | 『Linux 国際化の動向について』
樋浦 秀樹 (Linuxインターナショナリゼーション・イニシアチブ, Sun Microsystems, Inc.) |
9:30〜10:40 | 『Linux ファイルシステムの実際』
石川 睦 (Debian Project,日本 SGI 株式会社) |
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10:50〜12:00 | パネル:『Linuxを活用するハードウェア』
モデレータ:宮原 徹 (
日本オラクル株式会社) |
昼食 |
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12:50〜13:40 | 『LinuxとJavaによる
山本 哲男(株式会社ジャストシステム)
デスクトップアプリケーションへの挑戦』 |
13:50〜14:40 | 『Linux と知的所有権』
大谷 卓史(東京大学大学院) |
休憩 |
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15:00〜15:50 | 『Diskless Linux と TCO 削減』
磯部 剛 (株式会社ナムコ 第一開発部門 開発技術部)川上 直木 (株式会社ナムコ 第一開発部門 開発技術部) 松本 正士 (株式会社ナムコ 第一開発部門開発三部) |
16:00〜16:50 | 『仕事としてのカーネルハッキング』
夜久 健一 (NEC ソフトウェア神戸) |
テクニカルカンファレンスは、昨年のLinux Conferenceの流れを踏まえ、各 開発などのプロジェクトやその他のグループの活動の発表の場ということを 中心に考えて構成されています。主に Linux 界隈での技術的な話題を扱い、 より多くの話題を提供するというスタンスをとっています。
A会場、B会場とセッションを並行して行いますが、12/18の一日共通チケット (テクニカルカンファレンスチケット)で全ての会場を自由に往来できます。 参加登録は以下から行ってください。
9:30〜9:50 | 『JLA活動報告』 佐渡 秀治 (日本Linux協会) |
10:00〜12:00 | ワークショップ:『Debian GNU/Linux 〜でびまる, Dice, Storm, Omoikane 〜』 チェア:佐野 武俊 (Debian Project, Debian JP Project) |
昼食 |
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13:00〜13:20 |
『Kondara MNU/Linux - 地雷の世界』 市村 元信(Kondara Project) |
13:20〜13:40 |
『Green Frog Linux - Design And Implementation』 Austin K. Kurahone (tlug) |
13:40〜14:15 |
『Linux の SH-4 プロセッサへの移植』 小島 一元 |
14:15〜14:45 |
『StrongARMを用いたパームトップコンピュータの試作と Linux移植評価報告』 白神 一久 (株式会社PFU 研究所 第四研究室) 喜多 英司 (株式会社PFU 研究所 第一研究室) |
休憩 |
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15:00〜15:30 |
『ART-Linux における実時間処理機能の付加手法』 石綿 陽一 (電子技術総合研究所) |
15:30〜16:00 |
『Renoプロジェクト (Diskless Cluster のパッケージ作成)』 野沢 恵 (茨城大学理学部) |
16:00〜16:25 |
『組み込み向け ROM 化 Linux プロジェクト Silicon Linux の概要』 海老原祐太朗 (りぬくす工房) |
16:25〜16:50 |
『モバイルギアへの Linux 移植に関する目標と実装』 神木 一也 (Pocket Linux Project) |
16:50〜17:00 | Closing |
9:30〜10:00 | 『Linux年間10大ニュース』 風穴 江 (フリーランスライター / 月刊 Linux Japan 編集長) |
10:00〜10:30 | 『Linux が送るインターネット中継』
─ 誰にでもできる一つの方法 ─ 田中 俊寿 (lilo RealTeam) 西村 竜一 (日本Linux協会 放送部) |
10:30〜11:30 | 『やってみよう Linux で音声認識』 ─ オープンソースな認識エンジン Julius ─ 李 晃伸 (京都大学) |
11:30〜12:00 | 『NetNews で読む Linux-users ML』 西村 竜一 (feedmania.org) |
昼食 |
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13:00〜13:20 |
『Linux でつなぐ IPv6 の世界』 福原 一朗 (Japan NetBSD Users' Group/Packet Radio Users Group (PRUG)) 国武 功一 (Linux IPv6 Users JP) 吉藤 英明 (Linux IPv6 Users JP/東北大学 大学院情報科学研究科) 岡村 耕二 (Linux IPv6 Users JP/Luky) 楠根 雄志 (慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科/Linux IPv6 Users JP) 関谷 勇司 (Linux IPv6 Users JP/WIDE Project) |
13:20〜13:45 |
『Ghostscriptプリンタドライバ』 大森 紀人 (Project Vine, コンダラーズ) |
13:45〜14:10 |
『FreeWnn の輝ける未来のために』 古川 竜雄 (FreeWnn Project) 吉田 智子 (FreeWnn Project) |
14:10〜14:30 |
『Egg V4 (Tamago Next Generation)』 片山 善夫 (株式会社PFU 研究所 第三研究室) |
休憩
(14:30-14:50) (Coffee Break) アレゲパッチの世界 武井 和久 (う゛), 大沢 進 (Debian Project) |
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14:50〜15:50 |
パネル:『ボランティア共同作業のインフラ整備』 モデレータ:田宮 まや (ChangeLog.net) |
15:50〜16:10 |
『JFBTERM/ME』- フレームバッファ上の多言語コンソール - 桝一 憲生 |
16:10〜16:30 |
『えせかんな の えせレポート』 武 靖浩 (大阪大学) |
16:30〜16:50 |
『Linux版もじら日本語版について』 江後田 基広 (Linux研究会NLS分科会,Linux本著者の会) |
LC99では、12/18のテクニカルカンファレンスと併行して1会場をBOF会場 として位置づけ、 Linuxに関わるユーザグループやプロジェクトの仲間同士が集まって、 コミュニケーションの場として使っていただけるような企画を行ないます。 みなさんの意見交換、情報交換の場として、気軽に御参加ください。
BOFとは、"birds of a feather"の略。日本語で言うところの「類は友を呼ぶ」の意味。
参加していただくためには、テクニカルカンファレンスへの参加登録が必要です。 12/18の一日共通チケット(テクニカルカンファレンスチケット) で、全てのBOFに参加することができます。参加登録は以下から行なってください。
9:30〜12:20 | 『ユーザグループ報告セッション』 能城 茂雄 (日本Linux協会) |
昼食 |
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13:00〜13:45 | 『Project BLUE年納めBOF 〜 西暦2000年もLinuxで飯を食うには?』 岡田 良太郎 (Project BLUE) |
13:45〜14:30 | 『カーネルハッカー・ワールドデビューへの道』 三浦 広志 (Linux Kernel Hack Japan) |
14:40〜16:40 | 『コミュニティ大集合』 西村 竜一 (日本Linux協会) 能城 茂雄 (日本Linux協会) 岡田 良太郎 (日本Linux協会) |
LC99全セッション終了後に会場に隣接するヨコハマグランドインターコンチ ネンタルホテルにて「Linux Night」と題した懇親パーティを開催致します。 時期的にもこの一年の締め括りとなりますので、皆様方の積極的なご参加を お持ちしております。
日時 | 12月18日(土) 18:00〜20:00 |
会場 | パシフィコ横浜会議センター 501+502号室 (LC99会場すぐ上のフロアです) |
主催 | 日本Linux協会 |
参加費 | 6,000円 |
参加者 | 主催者、LC99協賛者、講演者、特別ゲスト、一般参加者 |
豪華景品の抽選会も行います! |